コロナ禍の猛暑中に豪雨災害発生を想定したモバイルファーマシー(災害対策医薬品供給車両)の 活用実地訓練を6月26日(日)実施! 学校法人都築学園 第一薬科大学は、新型コロナウイルスと豪雨や災害が複合的に発生するケースを想定し、コロナ禍におけるモバイルファーマシーの活用訓練を久留米三井薬剤師会と共同して、災害担当の先生方と共に、6月26日(日)久留米三井薬剤師会会館において 実施いたしました。
令和2年7月熊本県豪雨による球磨川の氾 濫を受け、被災した薬局が復旧するまで、モバイルファーマシーが人吉市一帯に派遣されています。 久留米市においても令和2年7月、令和3年8月豪雨災害を経験しております。広域で浸水した場合、薬局機能が停止し、モバイルファーマシーが被災地に向かい被災者の薬物治療の支援を行うほか、災害情報の収集や衛生管理の拠点として活用されることが想定されます。しかし新型コロナウイルス感染が拡大する中、被災者が薬を受け取るためにモバイルファーマシーに殺到し、クラスターを生む可能性があります。猛暑日が続くこれからの時期、被災地の待合室では熱中症も危惧されます。
そこで、被災地でのモバイルファーマシー、待合室等における感染症対策と熱中症予防対策を踏まえた、模擬被災者に対する調剤・供給・服薬指導など薬物治療の実地訓練を行ないました。地震・水害等の災害時に備えた実地訓練後には活発な意見交換もでき、有意義な時間を過ごすことができました。 第一薬科大学は、今後も起こりうる新たな感染症との複合的災害をシミュレーションし、感染拡大する中で薬剤師による災害薬事対応能力を向上させ、被災者の安心に貢献したいと考えております。
【模擬患者に対して感染・熱中症対策を講じた上で訓練】
【訓練について振り返り】
【記念撮影】
【神谷まさゆき先生 街宣車】