【論文掲載】デュケイン大学と小松生明教授の共同研究論文がTheranosticsに掲載
本学の協定校であるデュケイン大学と薬物解析学分野小松生明教授との共同研究論文
「Sex Differences Revealed in a Mouse CFA Inflammation Model with Macrophage Targeted Nanotheranostics」が、Theranostics(IF:8.063)に掲載されました。
末梢神経の周囲に炎症が生じると、マクロファージが神経周囲に集積し炎症性メディエーターを放出し痛みが誘発され、さらに長期化・難治化を引き起こします。本学とデュケイン大学の共同研究により“薬物を特異的に疼痛部位へ伝達でき、また体内の薬物分布の画像化を可能した「薬物と蛍光標識試薬含有ナノエマルジョン」”を開発しました。本発明のナノエマルジョンは、マクロファージに取り込まれ炎症部位に送達され疼痛を抑制することができ、“炎症症状の画像診断と疼痛抑制作用を有すること”を、炎症性疼痛モデル動物を用い明らかにしました。
関連情報
Sex Differences Revealed in a Mouse CFA Inflammation Model with Macrophage Targeted Nanotheranostics
Lu Liu, Huseyin Karagoz, Michele Herneisey, Fatih Zor, Takaaki Komatsu, Shannon Loftus, Bratislav M. Janjic, Vijay S. Gorantla, Jelena M. Janjic Theranostics 2019; doi:10.7150/thno.41309; in press