新着情報
  1. HOME
  2. 新着情報
  3. 【一薬の魅力⑧化粧品についても学べる薬学部】データサイエンスの技能と医療の専門知識を兼備 薬科学科の学生が専門店や薬局でワークショップ

【一薬の魅力⑧化粧品についても学べる薬学部】データサイエンスの技能と医療の専門知識を兼備 薬科学科の学生が専門店や薬局でワークショップ

 薬学部の学生が目指せる道は薬剤師や研究、創薬に限りません。第一薬科大学の薬学部では化粧品についても学ぶことができるため、そうした業界に進もうという学生たちもいます。中原広道・薬学部長は「本学の学生の強みはデータサイエンスの技能に加え、医療の専門知識を兼ね備えていること」と断言。利用者が定着せずに他の病院や店舗に移ってしまうため「離脱防止」が医療やビューティケア業界で課題になる中、今回は薬科学科3年生を対象に3月12日に佐賀市内の化粧品専門店や薬局などで行われたワークショップの様子をご紹介します。(写真下に続きます)

 ワークショップは、薬局や化粧品専門店などを運営する株式会社ミズ(本社・佐賀市)の各店舗で実施。参加した薬科学科3年生5人(医療データ科学コース4人、生命医科学コース1人)は、A班とB班に分かれ、同社の化粧品専門店と薬局をそれぞれ見学。スタッフから説明を受けました。(写真下へ)

 さらにミズ本社へ移動。A班は〈佐賀ゆめタウン店における20代~30代の離脱防止のための店づくりの施策提案〉、B班は〈薬局における離脱防止のための取り組み〉を発表するにあたり、現状説明を受けました。

 そしてA班は商品価格が比較的高額であることや、売り場の位置が奥まっているため男性客が入りにくい点を指摘。一度来店しても再び訪問しない顧客が多いことをデータで示したうえで、SNSを活用した情報発信など、解決策をいくつか提案しました。(写真下へ)

 一方、B班はデータ分析の結果、糖尿病や脂質異常症を抱える50代の患者が特に離脱率が高く、80代の脂質異常症患者の離脱率は逆に低いことを報告。50代の退社時間の平均を分析した結果、仕事終わりに薬を受け取ることが難しい患者が一定数存在する可能性も指摘したうえで、24時間受け取りが可能なサービスの認知度アップの重要性を説いたりしました。(写真下へ)

 参加した学生からは「これまでにない経験ができた」「実際のデータを使って考える機会が貴重だった」といった感想が寄せられ、今後の就職活動や職業選択にも活かせることを実感した様子でした。

 中原薬学部長は「医療現場における課題を深く理解したうえでデータを活用して解決策を導き出せる点が他大学のデータサイエンス教育と大きく異なります。今回のワークショップでは実際の店舗や薬局を訪問し、現場の課題をデータに基づいて分析しながらその解決策を考案・提案するという、非常に実践的な経験を積んでいただきました。学生にとって大きな成長につながったのではないでしょうか」と話していました。

 データサイエンスや医療・ビューティケア業界に興味がある方はぜひ「一薬」で学んでみませんか?

 本学ではオープンキャンパスの参加者を募集中です。

 詳細・お申し込みはこちら https://www.daiichi-cps.ac.jp/juken/opencampus/