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【一薬の魅力④〈西日本唯一の漢方薬学科〉】本学の「薬用植物園」で実習を行いました

 第一薬科大学(通称「一薬」)は西日本で唯一、「漢方薬学科」がある大学です。今回は2月19日、本学の「薬用植物園」(薬草園)で行われた実習をご紹介します。「伝統医療薬学実習」を選択した薬学部5年生が、さまざまな植物について学びました。(写真下に続きます)

 本学には教育と研究を目的として、本館すぐ近くに薬用植物園が設けられています。薬学部を置く大学には薬用植物園を附属させることが義務付けられているそうで、大学によって規模は大小さまざまだとか。

 本学の薬用植物園は広さが約800平方メートルで、古くから世界各国で医薬品の原料や薬草などとして使われてきた約100種類の植物を栽培。「漢方薬学科」がある本学らしく、漢方薬に使われる植物もみられ、温室もある点が特徴です。

 薬用植物園を管理している教員のひとりである大渡勝史助手が案内し、「銀翹散」(ぎんぎょうさん)に使われるレンギョウや、のど飴でも有名なナンテンなども紹介されました。(写真下へ)

 インフルエンザなどの症状に効果があるとされている「麻黄湯」(まおうとう)にも使われるマオウもありました。大渡助手は服用できる人について「寒気が出ているが、活動できる元気な人。発汗作用がありますので、自力で動けないほど弱っている人には全力疾走させるようなものですから使ってはいけません」と説明しました。(写真下へ)

 イライラなどを抑える「抑肝散」(よくかんさん)にも使われるというカギカズラという蔓(つる)性の植物なども紹介されました。所々にフック状の「鉤」(かぎ)が確認されます。この部分が漢方薬に用いられるそうです。ジャノヒゲの実はとてもきれいな青色でした。(写真下へ)

 その後は温室内へ。ヨーグルトでもおなじみのアロエやシナモンティーとしても使われるニッケイなどの話もあり、学生らは興味深そうに聞いていました。(写真下へ)

 様子を見守っていた森永紀(おさむ)教授は「今日訪れた学生の皆さんがこの植物園に来られたのは初めてでしょう。薬剤師になった後も必要なことを学んでもらえたのではないかと思います」と話していました。

 なお、本学ではご希望があれば、見学にも応じております。(写真下へ)

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 本学では3月から順次開催するオープンキャンパスの参加者を募集しております。ご参加をお待ちしております。

 詳細・お申し込みはこちら https://www.daiichi-cps.ac.jp/juken/opencampus