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私の「核」となっている第一薬科大学。小さな積み重ねの重要性を学びました。

嘉麻市選出 福岡県議会議員

江頭 祥一さん[薬学科 2004年 卒業]

何が起こるか分からない。ということを、新型コロナウイルス感染症のパンデミックにより身をもって知ることになった約3年間の闘いを経て、私たち薬剤師の可能性を今まで以上に知ることができたのではないでしょうか。福岡県でいえば、同志である薬剤師の皆様に幅広くご活躍いただきました。新型コロナウイルス感染症対策において、医療現場の最前線で、コロナ治療薬、ワクチン、衛生材料の供給をはじめ、24時間体制のワクチン専用ダイヤルの設置・運営、ワクチン・検査パッケージ制度における無料検査への協力、ワクチン接種会場における調製業務など、情勢に応じて、薬業界全体で迅速にご対応いただきました。更には、昨年7月の大雨災害時には福岡県と薬剤師会で締結した「災害時の医療救護活動に関する協定書」に基づき、災害薬事コーディネーターを派遣いただき、被災地における医療提供体制の早期復旧にもご尽力をいただきました。このように薬剤師は、多岐に渡り職能を発揮でき、それだけの力を持っています。最近の医薬品を取り巻く環境を見ると、医薬品の安定供給への不安、市販薬の過剰摂取がメディアで取り上げられたほか、電子処方箋やオンライン服薬指導によるデジタル化の推進など新しい技術にも関心が集まっています。このような中、新たな課題や新技術にも適時に対応し、安全で適正な医薬品を供給する役割を担っている薬剤師の皆様に対する期待は一層高まっているといえます。この期待にお応えする為に、私も引き続き皆様のお力を借りながら「かかりつけ薬剤師」や「健康サポート薬局」の普及を図るとともに、「地域連携薬局」や「専門医療機関連携薬局」の普及を進め、誰もが住み慣れた地域で、安心して医薬品を使うことができる環境の整備に取り組んでまいります。私は第一薬科大学で、それぞれが、それぞれの場所で、思いやりの心を持って生きていくことの大切さを教えていただきました。これからも山積する課題の解決に向けて、薬剤師の資格を持つ政治家として力の限り努めてまいります。