今の時代に生きる薬剤師の使命とは何か。自身で保険調剤薬局を経営する傍ら、よくその使命について考えます。2025年に向けて厚生労働省は地域包括ケアシステムを進めていますが、こうした背景を踏まえ、私はこれからの調剤薬局のあり方を私たち薬剤師自身の力で変えていきたいと考えています。医薬分業もひと段落し、これからの時代は面分業や在宅医療など、次のステージに入る過渡期。今がまさに正念場なのです。先人の努力が報われるような、新しい国の薬局像を構築するのは、今の時代に生きる薬剤師に託された夢のバトンではないでしょうか。実際に、弊社は在宅医療に力を入れ、多職種と連携を取りながら仕事を進めています。うまくいかないことも多いけれど、介護従事者や患者さん、そのご家族に必要とされることを実感する場面もしばしばあり、薬剤師は社会的価値創造ある仕事だという実感があります。
全国に薬学を学べる大学はたくさんあります。しかし第一薬科大学ほど多くの卒業生が全国の病院や薬局で活躍している大学はありません。先輩方の努力で薬剤師の職能は、どんどん広がっています。そして、その薬剤師になる環境を強くバックアップしてくれるのが第一薬科大学だと、今でも実感しています。
HYUGA PRIMARY CARE株式会社は2021年12月20日、東証マザーズ市場(現:東証グロース市場)へ上場いたしました。企業理念である「患者さん、利用者さんが24時間365日、自宅で安心して療養できる社会インフラを創る」の達成に向けて、これからも気を引き締めて事業に邁進いたします。