薬剤師の役割が広がっています。
医療行為はこれまでの医師主導型から
医師、看護師、薬剤師などが一丸となって治療にあたる
チーム医療が主流となっています。
各スタッフがそれぞれの専門的知識を活かして
積極的に治療に参加し、治療効果を高める。
これがチーム医療の目的です。
薬剤師が持つ知識にかかる期待値も高まっています。
特色ある科目
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【臨床心理学】
薬剤師は、スタッフ間のコミュニケーションはもとより、患者やその家族と適切なコミュニケーションをとる力が求められます。患者の疑問に答え、不安を和らげるなどのメンタルケアに必要となる臨床心理学の知識と技術を身につけ、患者に寄り添うことの意味を学んでいきます。
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【処方解析学】
薬剤師は処方せんに記載された医薬品より、医師の処方意図を読み取り、調剤業務および薬剤管理指導業務に反映させなくてはなりません。そのためには各疾患に使用される医薬品の薬効、副作用および使用上の注意等の知識が必要となります。処方解析学では各疾患の概要、使用薬、その代表的な処方から、患者の病態を把握し、処方薬についての的確な判断ができる知識の習得を目指します。
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【医薬品開発論】
医薬品開発の基本的な手順と、考え方、開発プロセスについての基礎的知識を理解し、法規則、治験の倫理性・科学性に関する適切な態度及び生物統計の基礎的技能を修得します。また、治験における薬剤師・CRCの役割と治験に関する基本的知識とそれを実施する上で求められる適切な態度と知識を修得します。
薬学科6年
高橋 菜生 さん
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第一薬科大学を選んだ理由は何ですか?
私は高校生の時、これからの高齢化を考え医療にかかわる仕事をしたいと思い、薬剤師を目指すようになりました。化学が好きだったことも薬学部進学の決め手の一つとなりました。
第一薬科大学を選んだのは、他の私立薬学部よりも授業料が安くて特待生入試があったからです。入学してからの給付型の奨学金をいただいたのもとても助かりました。また、実際に通ってみて、交通の便が良いことが実感できました。通学は毎日のことなので、通いやすいことも第一薬科大学の良い所だと思います。 -
現在、どのような大学生活を送っていますか?
私は研究室に所属してから、「ジェミニ型界面活性剤水溶液への難溶性ステロイドやその誘導体の可溶化」について研究を進めてきました。今は卒論発表に向けてポスター作りや発表の練習に取り組んでいます。あと、国家試験も近づいてきたので、毎日研究室に残って勉強をしています。今思うのは「低学年のうちからもっと勉強しておけば良かった!」ということです。今6年間の総復習をしていて、以前はよく理解できていなかったことが今となって理解できることもあって、楽しく勉強しています。
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薬学の勉強を通して、医療に対する考え方は変わりましたか?
大きく変わりました。お薬について学んでいくうちに、飲み合わせの悪い組合せがたくさんあることや、どんな薬にも副作用が付き物であることを知り、人の命を預かる職種であることの責任をより感じるようになりました。5年次の実務実習も、考え方が大きく変わるきっかけになったと思います。
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将来どのようなビジョンを描いていますか?
将来は患者様のより良い人生を手助けできるスーパージェネラリストになりたいです。専門薬剤師の資格の取得を一つの手段として、卒業後も自己研鑽に励みたいと思いっています。
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受験生にメッセージをお願いします。
大学生活は自分次第で何でもできます。海外で薬学を学ぶ体験をした友達もいますし、私も大学のイベントに参加して人前で話す経験を多くさせてもらいました。みなさんも大学での生活を楽しみに勉強頑張ってください♪♪