第一薬科大学看護学部は、薬学部創立60周年となった2020年4月にスタートいたしました。本学は、建学の精神に基づき教育目標に「惻隠の情」を掲げています。「惻隠の情」とは、思いやりの心、看護職として病む人をケアする上で大切な、寄り添うという心情です。本学部では人としての感性を育むために、教養教育を始めとする学びや学生をサポートするアドバイザー教員体制をとっており、多くの交流を通して育てていける環境を用意しています。近年、看護を取り巻く環境は大きく変化し、複雑・高度な健康課題への対応が求められる一方、活躍の場は、地域へと広がっています。看護職はさまざまな病気や障害・困難を抱えた人を支援する職業です。このようなさまざまな背景をもつ人を支援するためには、自分自身が幅広い教養や豊かな人間性をもつことが必要です。医療や保健、福祉の現場でリードしていける看護職を目指したカリキュラム設定しています。とくに本学部では、薬学教育の長い歴史と伝統を持つ薬学教育の基盤を活かし、薬に強い看護師・保健師・助産師の養成を行います。看護に関する新たな知を創造し発信していけるような学習環境、第一薬科大学看護学部で学んでみませんか。人に関わることが好きな方、看護に関心がある方の入学を教職員一同お待ちしています。
博士(医学) 平田 伸子 教授